ロシアは戦線全体で「浸透はできるが突破できない」状態が続いている。ロシア軍の6月の前進量は 30.42 km²(1日平均1.01 km²)と、2025年6月の481.25 km²(1日平均16.04 km²)から大幅に減少、2026年1〜6月の総前進量は前年同期比28%程度となり、進撃速度は2025年11月以降一貫して鈍化。
一方で、ロシア軍の損耗は急増しており、2026年6月の死傷者は39,490名(2025年6月は32,680名)であり、1 km²あたりの損耗は2025年の19倍に達した。
装備の損失も激増しており、ドローン損失:60,849(前年の13倍)、燃料車両:12,867(前年の3.8倍)、火砲:2,053(前年の1.65倍)であり、ウクライナの中距離・長距離打撃がロシアの前線・後方の両方に深刻な影響を与えている。
ウクライナのロシア占領地に対する中距離打撃は、2026年6月は303件(5月は210件)であり、南部・クリミアのロシア補給網に深刻な影響が出始め、前線のロシア軍の進撃を阻害している。
また、2026年6月のロシア本土への長距離打撃は、石油インフラへの攻撃31件、軍事施設への攻撃47件、対象地域は 41州に及び(モスクワ、チェリャビンスクなど深後方も含む)、ロシアは防空に失敗し、国内でガソリン不足が発生。
ウクライナの精製施設攻撃により、ロシアはガソリンをインドなどから輸入し始めた。原油輸出量は増加しているが、価格下落で収入は減少。






ISW Russian Offensive Campaign Assessment, July 1, 2026