シーパワーの時代 日本は、近代になって軍艦も制度も兵術思想もすべて丸ごとイギリスなどから輸入して海軍というものを建設した。そこからスタートした先人たちはみごとな日本の海軍を作り上げたが、太平洋戦争に敗れて国土を灰燼に...
中南米へ伸びる中国の「一帯一路」 トランプ次期政権での米中摩擦の激化が予想される中、ペルーで中国が建設を主導した大型のチャンカイ港が完成した(11/16各紙)。中南米に伸びる「一帯一路」構想は着実に前進し、中国の西太平洋戦略が全貌を...
6 オランダとイギリスの発展 シーパワー500年史 6 前回は、大航海時代のアジアの海の状況はどうだったか、ヨーロッパ勢力はどのように日本に入ってきたか、そして日本はなぜ植民地にならずにすんだのかなどについて述べました。今回は...
5 大航海時代と戦国日本 シーパワー500年史 5 前回は、カトリック世界のポルトガルとスペインが探検航海を開始し、各地に植民地を建設しながらアジアに到達して、日本へのアプローチをするところまででした。今回は、大航海時代の...
生命線と導火線 2015年4月、天皇、皇后両陛下は戦後70年の戦没者慰霊の旅としてパラオ共和国ペリリュー島を訪問された。日本は太平洋戦争に敗れるまでの約30年間、現在ミクロネシアと呼ばれる600を超える島々を軍事占...
4 大航海時代のはじまり、ポルトガルとスペイン シーパワー500年史 4 前回は序論の最後として「シー・パワーとは何か」について述べたので、今回からは本編としてシー・パワーの歴史を辿る。今回は、カトリック世界のポルトガルとスペインが探検航海を開...
3 シー・パワーとは シーパワー500年史 3 前回の「海の特質と海軍のはじまり」に引き続いて「シー・パワーとは何か」について。今日「sea power」と「seapower」は厳密に区別しないで使われることが多いよう...
トランプ再選とディエゴ・ガルシア島 トランプ大統領の再選を受け、6日のNY株は史上最高値を記録した一方で、対中関税の大幅引き上げでコンテナ貨物輸送量が減少するとの見方から、海運株は軒並み10%近く下落した。トランプ政権の政策とその影響...
2 海の特質と海軍のはじまり シーパワー500年史 2 前回は海上覇権の移り変わりを概観したので、今回は海洋のもつ特質とそもそも海軍がどのように生まれたのかを述べたい。 ▼コミュニケーションの場としての海 海は台風や津波な...
1 再来したシー・パワーの時代 シーパワー500年史 1 500年史の書き起こしにあたって、大航海時代から現代までの海上覇権の移り変わりを簡単に辿ってみる。 ▼スペイン・ポルトガル、そしてオランダ 15世紀に大航海時代が始ま...