2026年6月23日、金正恩臨席のもと北朝鮮海軍史上最大の水上戦闘艦が就役した。「崔賢(チェヒョン)(51)」 は 5,000トン級誘導ミサイル駆逐艦の1番艦で、北朝鮮海軍(KPAN)にとって初の外洋作戦能力を持つ大型艦。金正恩は「海軍は最弱の軍種だったが、これで新時代が始まる」と強調し、海軍の近代化を国家戦略の柱として位置づけた。

同艦は、北朝鮮水上艦としては異例の重武装であり、4種類のVLS(垂直発射システム)を混載し合計88セル、中央構造物に 8基の傾斜発射機(大型対艦/対地ミサイルの可能性)、Pantsir-M類似の短SAM+30mm機関砲、127mm主砲、30mm CIWS×2、23mm連装機銃×10、KPVT 14.5mm×4、533mm魚雷発射管×2、 12連装ASWランチャー×2基(対魚雷・対潜防御用と推定)を装備している。

その他、4面固定式フェーズドアレイレーダー、電子戦(EW)システム一式を装備し、北朝鮮艦としては初めて「現代的な多機能戦闘システム」を搭載している。

同艦の建造は、2024年12月に初公開、2025年4月に完工・引き渡し式、正式就役は2026年6月となった。 14か月にわたる大規模な海上試験を行い、金正恩が複数回視察し、2025年から2026年にかけて武装・センサー構成を大幅に改修したという。

2番艦「姜健(カンゴン)(52)」も近く就役予定だという。同艦は2025年5月21日に清津造船所で進水に失敗し転覆、その後、羅津造船所に曳航して再進水させたもの。

金正恩は次の段階として1万トン級「戦略巡洋艦」建造計画を宣言し、「年間2隻の大型艦を建造できる体制」を目指すとした。北朝鮮は「戦略」という語を核関連システムに使用してきたため、巡洋艦が核運用能力を持つ可能性を示唆したとみられている。

“North Korea Commissions First Guided-Missile Destroyer, Plans Cruiser,”(Published on 25/06/2026 By Dimitris Mitsopoulos NAVALNEWS)