5月、ノルウェー北部で中国人2名が相次いで逮捕され、軍事活動の偵察や国家機密に関わる情報収集を試みた疑いが持たれている。

5月7日、PST(ノルウェー警察保安局)はアンドイヤで「国家機密に対する深刻な情報活動への関与」の容疑で中国人女性を逮捕した。まだ初期捜査段階だが、PSTは、中国国家主体のフロント企業が極軌道衛星からデータを受信する装置を設置しようとしていたと発表。22トンの受信機はオスロ港のコンテナ内で発見され、アンドイヤで使用される計画だったとみられる。

アンドイヤには、Andøya Space(欧州の重要な宇宙拠点)、Andøya Spaceport(ロケット発射場)、空軍基地

があり、ロシア・中国の情報機関にとって戦略的価値が高いと、ノルウェー情報機関は毎年警告している。

別件として、5月15日、中国人男性がボードー空軍基地近くの第二次大戦時の古い防空壕に滞在していたとして「国家機密に対する違法な情報活動の試み」の容疑で逮捕された。PSTはアンドイヤ事件との関連はないと説明している。

ボードー空軍基地には、NATOの最新地域航空作戦センター(CAOC)が設置されており、北欧・北極圏の航空作戦を統括する極めて重要な拠点となっている。CAOC Bodø は2025年に正式稼働したNATOの地域航空司令部で、北極圏の航空作戦を統括する中枢で、当初は仮設予定だったが、恒久拠点として運用されている。

“Several Suspected Espionage Cases in Northern Norway,”(Hilde-Gunn Bye Published 8 June 2026 – 15:07 Modified 8 June 2026 – 15:58 HIGH NORTH NEWS)