多国籍ホルムズ海峡任務の準備が本格化。英ドック型揚陸艦「RFA Lyme Bay」は英駆逐艦「HMS Dragon」とドイツ海軍補給艦「FGS Mosel」掃海艇「FGS Fulda」とともに紅海を通過し、中東海域に到着。

「Lyme Bay」は、270名以上の要員と高度な自律型機雷掃海システム(自律型水上艇、ROV、機雷処分システム、先進ソナーなど)を搭載して「機雷戦母艦」として運用される予定で、英海軍機雷戦専門家、ダイバー、EOD要員、海兵隊、陸軍要員、仏海軍要員が乗艦している。

英仏が4月に50か国超を集めて開催した国際サミットにIMOを含む50か国以上が参加し、持続的停戦後に実施される独立・防御的な多国籍任務の構想を話し合った。その目的は、商船保護、保険会社・船主への安心供与、機雷除去と安全航路の検証とされた。

英・仏・独・伊・ポーランドの首脳がベルリンで、英仏主導の多国籍ホルムズ海峡任務を正式に支持する旨の共同声明を発表した。その任務は「独立した防御的ミッション」として商船保護と機雷除去を担当とし、ホルムズ海峡の「無条件かつ無制限の航行の自由」を再確認した。

英国は、40か国以上が参加する枠組みの中で、海空の防御能力と無人機雷戦能力を提供することとし、追加兵力として、無人機雷掃海、対ドローン技術、Typhoon戦闘機、HMS Dragonなどを派遣することを発表した。“UK Mine hunting Force Arrives in Middle East as Multinational Hormuz Mission Takes Shape,”(Mike Schuler June 24, 2026 gCaptain)

2隻のドイツ海軍艦艇は、ジブチに到着し、現在はEU海軍任務「Aspides」 の一部として紅海で活動中であり、ホルムズ海峡での任務にはドイツ議会の承認が必要で、独国防省は 7月10日の夏季休会前に決議案を提出する意向。ドイツの活動参加には、イラン・オマーンの同意、国際的な正式な任務枠組みが必要とされている。

英仏主導の多国籍ホルムズ海峡任務の参加予定国は 30か国以上であり、日本、韓国、カナダ、豪州、北欧・東欧諸国、中東諸国などが含まれると見込まれている。

“Germany moves two ships to Djibouti, eyeing multinational Hormuz mission this summer,”(By Linus Höller

 Thursday, Jun 18, 2026 DEFENSE NEWS)