7月8日、ロシア政府はディーゼル燃料の7月31日までの輸出禁止を発表。ウクライナによるドローン攻撃がロシアの製油所を継続的に攻撃し、国内でガソリン・ディーゼル燃料不足と価格高騰が発生、多くの地域で数時間に及ぶ給油待ちの行列が発生している。

既存の政府間協定(例:モンゴル向け供給)は例外扱いで、ロシアは7月から燃料を輸入する方針。すでにインドからのガソリン輸入が始まっている。

プーチン大統領は、ウクライナはロシア経済を損ね、社会不安を煽ることを狙っていると主張しているが、「ロシアのエネルギーシステムは非常に強靭」と強調。ウクライナ側は、攻撃はロシアの戦争遂行能力を削ぎ、和平交渉を促すためと説明している。

欧州のディーゼルマージンは過去最高に上昇(約60ドル/バレル)、中東からの供給がイラン戦争で不安定な中、ロシアの輸出停止は市場逼迫をさらに悪化させ、ロシアとその買い手は、欧州と同じ供給源を巡って競争が激化する見通し。

6月のロシアの海上ディーゼル燃料・ガソリン輸出は 前月比39%減と急減。7月1〜8日の輸出量は21.4万バレル/日と、前年の約80万バレル/日から大幅減少した。主な買い手は、トルコ、ブラジルであり、モロッコ、エジプト、セネガルなども6月には輸入していた。

“Russia Bans Diesel Exports After Ukrainian Strikes Threaten Domestic Supplies,”(Reuters July 8, 2026 gCaptain)