マハンとコルベット ▼地政学者としてのマハン 戦略思想家としてのマハンについては、シー・パワーの概念やアメリカ海軍の拡張への貢献についてすでに述べたが、彼は基本的には「大海軍主義者」であり、海軍の拡大とアメリカの海外進出...
兵術研究のむずかしさ 北村謙一元海将(海兵64期)は、初・中級幹部を対象とした『波涛』誌上講義「海軍戦略漫談」の連載開始にあたり次のようなことを語っている。 私がマハンの『海軍戦略』を初めて読んだのは、兵学校第2学年の...
マハン-日本海軍の評価 マハンには多くの「称号」が与えられている。海軍戦史家、海軍戦略家、世界政治の評論家、哲学者、思想家、帝国主義者、海軍至上の海軍主義者、黄禍論を唱えた人種差別主義者、アメリカの歴史に最も影響を与えた扇...