ホルムズ海峡危機とわが国の対応 ホルムズ海峡で繰り返される危機。そのたびにわが国は苦い経験と教訓を積み重ねてきた。時を経て平和安全法制を整備し、「自由で開かれたインド・太平洋」を標榜するわが国は今回の事態に適切に対処できているのか...
「憲法改正」とその先― 何のための「9条の2」か? ▼はじめに 「半世紀ぶりに日本で五輪が開催される2020年を、未来を見据えながら日本が新たに生まれ変わる大きなきっかけにすべきだ」「2020年を新しい憲法が施行される年にしたい」これは安倍首相が憲法...
台湾との連携を強化せよ 北朝鮮情勢が世界の耳目を集める一方で、中国は中台統一に向け着々と布石を打っている。すでに台湾の経済は中国の強い影響下にあり外交空間も大きく圧迫されるなか、軍事バランスは年々中国側に有利となっている。...
米提言を同盟強化に生かせ リチャード・アーミテージ元国務副長官ら米国の知日派らが10月上旬、4回目の「アーミテージ・ナイ報告書」を発表した。その提言が自衛隊の作戦運用に与える影響と課題について考えてみたい。 提言で最も重要...
①「作戦幕僚」の視点で考える ▼北朝鮮を巡る情勢 北朝鮮を巡る情勢が引き続き緊張しています。 11日の各紙は、トランプ米大統領が、マティス国防長官やダンフォード統合参謀本部議長らと「あらゆる形の攻撃に対応する選択肢」について...
②FDO 使命 エンドステート ▼米韓海上共同演習終わり 米韓海上共同演習が無事終了し、21日には米空母「ロナルド・レーガン」が釜山に入港しました。韓国メディアは、トランプ大統領が韓国を訪問する来月7日と8日までは朝鮮半島周辺にと...
③作戦目標 目標系列 重心 ▼すれ違う?米朝 トランプ大統領のアジア歴訪が始まりました。これに先立つ先月28日には、ソウルで米韓定例安保協議が開催され、米軍の空母や戦略爆撃機などの「戦略アセット」の朝鮮半島周辺へのさらなる展開...
④重心との戦い方 ▼トランプ大統領のアジア歴訪開始 北朝鮮「労働新聞」は5日、トランプ米大統領に対し「破滅を免れたいのなら、むやみに口を開くな」とけん制しましたが、日米で北朝鮮に対して最大限の圧力をかけることで同意す...
⑤時間と空間 トランプ大統領のアジア歴訪が終わりました。期待されていた「インド太平洋戦略」が明確に語られなかったのを残念に思われた方も多かったと思いますが、トランプ大統領は、8日の韓国国会での演説で「我々を侮って...