⑲レッドチームによる批判的検討(終) 米朝対話が具体的な日程に上ってきました。かなり唐突な印象を受けるのですが、北朝鮮の平昌冬季五輪を活用した微笑外交と対話攻勢で韓国が落ち、トランプ大統領のトップダウンのディール(取引)外交につながった...
五省について 「至誠に悖るなかりしか」ではじまる「五省」は海軍兵学校で行われたもので、海軍の伝統の代表格に思われているが、海軍77年のうち最後の13年間のみ行われたものである。 五省の目的について、生徒の右傾化...
防空識別圏について 防空識別圏(Air Defense Identification Zone)とは、一般に各国が防空上の必要性から、侵入する航空機の識別、位置確認等を行うため、国内措置として領空に接続する国際水域の上...
中国の本質 生涯にわたって支那の歴史、思想、人物を研究した安岡正篤は、支那知識のない政治家や実業人が支那人に手玉に取られているのに憤慨する。 「今日なお日本人は支那を知らぬ、これは実に残念なことであります。私...
フォークランド紛争の教訓と尖閣 パワーバランスの変化と相互誤認: 中国の国防費の急激な伸びにもかかわらず、日本の防衛予算はほぼ横ばいである。また、米国においても国防費削減圧力が根強い。このような状況は、挑戦国に自信の高まりと現状維...
義和団事件-軍艦外務令 山本権兵衛海軍大臣は義和団事件に際し、南海における必要な地点に警備艇を巡航させていたが、たまたま廈門港の警備に当たる軍艦に対し、我が領事館及び在留邦人を保護する必要上廈門砲台を占領しようとする場合、...
「同期の桜」 幹部候補生学校の赤レンガの中庭にある桜が、一時期「同期の桜」と呼ばれた(根元に看板があった)ことを知っている人がいるかもしれない。 我々(Tin Can)が候補生の頃は、そういう呼び方はしておらず...
江田島創設時の思い出 現在、江田島は見学に来た人に等しく立派な施設だと言ってもらえるようになっているが、創設時の様子はどうだったか。初代術科学校長の回想。 アメリカ駐留軍司令部から江田島の施設が返還になったことに伴い、...