「よき」伝統について 水交会第6代会長の木山正義氏(海機40期)が、「よき伝統」の「よき」の二字について語っている。 木山氏が会長に就任したのは昭和53年であるが、当時、水交会の主たる目的が「戦傷病者戦没者御遺族等とな...
伝統は創造の連続 高木惣吉少将(海兵43期)は、「伝統とは伝承ではなく、常に先人を乗り越えて創造することの連続でなければならない」と語る。(向洋荘談話「伝統は創造の連続(48.9.18)」『髙木惣吉少将講話集』(19...
陸軍から見た「海軍の伝統」 伝統とは良いことをいい、悪いことは陋習というとの使い分けもされるが、いわゆる「海軍の伝統」にも両面があったのだろう。伝統であるからといってこれに安住せず、常に謙虚に反省し、より良いものにしていく努力...
門外漢の海への思い 海軍、海上自衛隊の特質として「一致団結、旧套墨守」とか「伝統墨守、唯我独尊」と揶揄などされると、伝統(旧套)墨守については言われていることも分かりやすく、我々も「よい伝統」の継承に努めなければと多少...
米内さんの遺言 昭和20年11月30日、明治5年2月に設置されて以来、満73年9ヶ月で海軍省が廃止された。阿川弘之著『米内光政』(1994年、新潮社)に描かれた海軍省最後の日。 米内は、「三年有余の苦闘遂に空しく...
イギリス海軍の弟子 「型破り指揮官」黛治夫が『海軍砲戦史談』で語る日本海軍の大欠点。 日本海軍は、1873年(明6)のダグラス少佐率いる教官団が来てから1923年の日英同盟解消まで、イギリス海軍を師範として発達し...