①海軍意思決定の失敗 ▼海軍はなぜ太平洋戦争で負けたか?「社風」の問題 日本海軍は、最優秀の人材を集め、進歩的な組織運営を行った組織で、合理性や柔軟性を重んじ、「指揮官先頭」のリーダーシップはまさに「戦う組織」そのもので...
②「健全なる情勢判断」 ▼悪しき「社風」 海軍の意思決定には、その伝統からくる前動続行性と独善的な判断の影響がみられました。また、希望的観測や情報の軽視などは誤判断の大きな原因になり、失敗や教訓をフィードバックする取り組...
③チームを作る ▼指揮官の孤独 前回は、適切な意思決定に至るためのプロセスについて述べましたので、今回からは、そのプロセスを動かすリーダーとスタッフについて述べます。まずは「チーム」におけるリーダーとスタッフの役...
④リーダーの資質と個性 ▼リーダーに求められる資質 前回は「チーム論」について、さわりの部分をお話ししました。今回はリーダーの資質と個性についてです。当たり前のことですが、世の中の大半のリーダーは誰かのスタッフでもありま...
⑤リーダーの役割 ▼組織の「象徴」たれ 前回は、リーダーに求められる資質として「知識」「見識」「胆識」「節操」の四つと、個性を論じるときに重要なものとして「理」と「情」をあげました。 今回はリーダーの役割です。リ...
⑥戦うリーダーに求められるもの(終) ▼平時と有事の違い 前回は、リーダーの役割として、「象徴」「決裁者」「先輩・教育者」という三つに加えて、海軍で見られたリーダーシップの欠点を補うため「改革者」と「執行者」について述べました。 戦う...