アンテロープ礁(Antelope Reef)に約1490エーカーの人工島を造成し、大規模港湾(ラグーン浚渫)・桟橋・ヘリパッド・建物が既に確認されている。CSISの分析では9,000フィート級滑走路建設の可能性もあり、将来はミサイル・レーダー・海空管制拠点となり得る拠点で、南シナ海での中国の海空優勢を強化し、台湾有事時の米軍増援を妨げる可能性が考えられる。
中国は「環境保護」を名目に海域支配を拡大しつつあり、中国科学院の海洋研究所が「中沙諸島(スカボロー礁+マクルズフィールド)監視ステーション」を新設した。これは、既存のパラセル・スプラトリーの監視網と連携し、三次元海洋監視ネットワークを構築するもの。実態は、海底地形調査(潜水艦戦支援)、海警の法執行強化、外国船舶の排除を狙ったもの。
また、中国は2030年までに無人船隊、AI監視、衛星連携による「無人化された海洋監視・海警システム」の構築に取り組んでおり、これによりマンパワーを70%削減した空・宇宙・地上・海洋を統合した監視ネットワークが整備されると見込まれる。中国海警は無人機群による海域防衛構想を発表しており、南シナ海の「自動化された海域管制」が現実化しつつある。
ISW China & Taiwan Update, August 21, 2026

