元探検クルーズ船「オーシャン・エンデバー」は、1月31日にグリーンランドの首都ヌークに到着、デンマークおよびNATO軍の演習「アークティック・エンデュランス(北極圏耐久)」期間中の宿泊施設となり、地域での軍事プレゼンスと訓練を支援する予定。

デンマーク軍は、ヌークの限られたホテル収容能力に負担をかけることなく所要の部隊を支援するためにクルーズ船をチャーターした。この演習は昨年から計画されていたが、グリーンランドの安全保障に懸念を示すトランプ大統領の批判を受けてNATOの参加が拡大された。この演習はデンマーク北極司令部の常駐要員90名が主導し、フランス、ドイツ、スウェーデン、ノルウェー、フィンランド、オランダ、アイスランド、ベルギー各軍が参加するとしている。

本演習は2026年を通じて開催され、デンマークのF-35戦闘機やチャレンジャー輸送機、フランスのMRTT空中給油機が含まれるほか、艦艇も多数参加し、重要なインフラに対するパトロールや冬季作戦の技量をさらに向上させる予定だ。

「オーシャン・エンデバー」は、1982年にポーランドでソ連の旅客フェリーとして建造され、2000年代初頭にクルーズ船となり、イスラエル船社で運航した後、2015年に極地クルージング用に改造された。2025年末まで、サンストーン・マリン・グループが南極、北極、グリーンランド、カナダでクルーズを行っていた。

総トン数12,900トン、190名の乗客と124名の乗組員・スタッフを収容、レストランが2つ、ラウンジ、図書館、講義用の劇場、サウナ付きのジムを備えている。

参考資料:“Danish Defence Charters Cruise Ship to House Troops in Greenland expedition cruise ship.”(Published Jan 30, 2026 8:26 PM by The Maritime Executive)