英国海事貿易運用センター(UKMTO)は、イエメン沖の紅海、アル・フデイダ(Al Hudaydah)の南西約51マイルで船舶が攻撃を受けるという「進行中の」事件を報告している。
同センターの報告では、同船は小火器と対戦車ロケットで武装した複数の小型船と交戦中で、武装警備チームが反撃しているという。現在調査中だが、これがフーシ派の攻撃と確認されれば、2025年で初めての攻撃となる。
この事件は、UKMTOが7月4日に「フーシ派が支配する港(ラス・イサ、サリーフ、ホデイダ)に対してさらなる攻撃が行われた場合、これらの港を訪れる船舶は巻き添え被害を受ける可能性が高い」と警告を発した直後に発生した。
商船への攻撃は7カ月以上発生していないが、当局は、フーシ派が、南部紅海、バブ・エル・マンデブ、アデン湾において、イスラエル関連船とハイファと関係のある船舶という彼らの基準を満たす船舶を標的にする能力をまだ維持していると考えている。
UKMTOは、この海域を航行する船舶に対し、「以前に攻撃を受けた港の近くでは細心の注意を払い、その海域を運航するリスクが賢明であるかどうかを慎重に検討すべきである」と引き続き助言している。
参考資料:”Fire Reported After Vessel Comes Under Attack in Red Sea,”(Mike Schuler, July 6, 2025, gCaptain)